東大宮のバーと楽器紹介③~セルパン~

2019/12/19 ブログ
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店にある楽器を紹介していくシリーズその3は、「セルパン」です。

これがセルパン。

蛇のような形をしていますが、それが名前の由来で、セルパン(Serpent)はフランス語で蛇。英語読みするとサーペント。英語での意味も同じく蛇です。スネークよりも毒蛇や神話に出てくる大蛇のような意味合いがあるようです。

 

木で出来ていますが、発音の仕組みはラッパと一緒なので金管楽器に分類されます。音域は低く、チューバの祖先と言えなくもない。19世紀はじめくらいまで使われていた楽器です。

トランペットのようなピストンはなく、穴が6つ開いています。リコーダーと同じくこの穴を開けたり塞いだりして音階を出すわけですが、この穴、やたらと大きく抑えづらいんです。演奏に支障がある場合、皮手袋の着用が推奨されます。

音程に関してもけっこうアバウトで、下の方の音になるととりあえず全部の穴を塞ぎ、口だけで音を変えます。

 

セルパンがもっとも有名な曲は、メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」。今では専らチューバで演奏されます。

この楽器が今ではほとんど見られなくなってしまった理由としては、音程の不安定さや、操作にある程度の体格が求められること、そして一番は音量の不足ではないかと思われます。交響曲の最低音を支えるほどは鳴ってくれません。

 

そこでこの楽器に代わって登場したのが、金属でできた大きなファゴットのような形をした、「オフィクレイド」。次回はこちらをご紹介します。

 

現代な貴重なセルパンが吹けるBarは、世界的に見てもうちくらいなんじゃないかって思ってます。ぜひお店に来て遊んでみてください。