東大宮のバーと2020年

大晦日。お店も今日まで営業し年越しとともに仕事納めです。

コロナにやられっぱなしのしょうもない1年を振り返っておこうと思います。

 

1月

帳簿を見ると泣けてくる、今年唯一売り上げが普通だった月。新年会の予約もあったし、密集しても良かったし。ここまで回復したいなあ。

 

2月

後半からコロナの影響が見られます。こんな長期戦になるとは思ってなかった。

 

3月

前半はまだ団体のご予約もあり多少持ち直すも、感染者の増加とともに急降下。卒演が中止になった音楽サークルがせめて内輪だけで弾く機会を、と来てくれて、そういう場を提供できたことはとてもうれしいことでした。春分の日を過ぎたあたりからバーを含む飲食業の感染源扱いが始まり、予約のキャンセルも出てきて、休業を真剣に考え始める。最悪閉店とも思ったし、このときはメンタルやられたなあ。

 

4月

2日より期限を定めず休業を決断。テイクアウトを検討するも、結局全面的に休み。悲鳴のような休業宣言に多くの励ましの言葉をいただきました。本当に嬉しかったです。

昼の仕事も在宅になり、自宅から機器を持ち込んで店内をサテライトオフィス状態にすることで維持管理も兼ねる。在宅ワークの環境としても優秀な店であることが発覚。（ただし誘惑が多い）。各助成金を申請。ステイホームで太った。

 

5月

かき入れ時のGWが全て休業になる屈辱。アルバイトが故郷に帰り退職。緊急事態宣言の解除に伴い28日から営業再開。平日だったけど常連さんが顔を出してくれた初日、そしてその晩久々に帳簿につけた売上は感慨深いものがありました。しばらく22時閉店。

 

6月

売上は平時の半分以下。新しいアルバイトを募集したところ即戦力ルーキーが来る。これは本当に助かった。

 

7月、8月、9月

6月よりはましだけど低調が続く。週末を中心に徐々に回復しているようなそうでもないような。

 

10月

11日に2周年。記念演奏会は断念。久々にとても忙しい日になって歓喜。月全体を通しての売り上げにも回復傾向がみられる。

 

11月

先月に引き続き徐々に回復がみられ、このままいけるかと思ったところで下旬から第3波。東京500人超くらいからまた打撃を受ける。

Go To Eatで新規のお客様がいらしたのは助かった反面、店とのミスマッチも多く引き起こしました。特に感じたのが音楽を「聞きながら」飲める場所と思っていた方とのギャップ。うちは音楽を「弾きながら」飲める場所で、聞けるかどうかは居合わせた他の方次第。完全なミスマッチです。野球ファンも来るし。静かに音楽を聞ける場所にするためにはコンセプトを変えてチャージをとって環境を整える必要がありますが、#今飲める部室を謳う当店にその予定はありません。

 

12月

第3波が続く。団体がない分4人以下でのご予約が増え、時勢を感じました。

 

ベートーヴェンイヤーをお祭り気分で堪能したかったし、店で演奏会をやる計画もなくなってしまったし、ボロボロの1年でした。今年が底であってほしいと思います。

どうか2021年は良い年になりますように。

 

みなさま、今年も大変お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。